心臓には4つの部屋がありそれぞれの部屋へ一方通行のため逆流しないように逆流防止弁があります。その逆流防止弁が、先天的(生まれつき)、加齢、感染症、外傷などが原因で正常な役割を果たせなくなり、心臓が必要な血液を全身に送り出せなくなる病気。
心不全を引き起こす原因となる病気のひとつ、不整脈。
不整脈とは、心臓がぎゅっと収縮して血液を全身に送り出すタイミングがバラバラだったり、早かったり遅かったりする病気。
心不全を引き起こす原因となる病気のひとつ、虚血性心疾患。
虚血性心疾患とは、冠動脈が細くなったり(狭窄)詰まったり(閉塞)することで心臓の筋肉に十分な栄養(酸素)が行き届かなくなった状態(心筋が酸欠状態)になる病気。
直近の令和7年第4週(2025年1月20日から2025年1月26日まで)の新潟市の定点医療機関からの報告数は、1医療機関あたり13.75で前週の16.58から減少しています。令和6年第52週(2024年12月23日から12月29日まで)において新潟県全体で定点医療機関からの報告数が38.08となり、国が示す警報基準(定点あたり30.0)を超えて県内全域に発令された警報は、現在も継続中です。
年齢別には10才~14才、5才~9才の方が多く感染しています。地域別には西区、中央区で多く発生しています。
インフルエンザ以外に警報・注意報が発令している感染症はありません。
日頃から体温や健康状態をチェックして、感染対策をしましょう。体調不良時は無理せず、十分な休養を取りましょう。
(参照:新潟市HP)
発熱などの症状がでたら、医療機関に電話してからマスクをして受診してください。発熱してすぐなど発症してから早いタイミングで受診すると検査をしても反応が出ないことがあります。症状が落ち着いているならしばらく様子を見てから受診して下さい。全身を使った苦しそうな呼吸や水分がとれずおしっこが半日以上でない、強い動悸がある場合、ぐったりしているなどの重症化の症状がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
小児や高齢者、呼吸器の慢性疾患、心臓・腎臓疾患などの基礎疾患がある人は、重症化や合併症に特に注意が必要です。
抗インフルエンザ薬は発症後2日以内に、ウイルスが体内に広がりきらないうちに開始するのが原則です。安静に努め、十分な休養を取りましょう。
インフルエンザ感染による会社の出勤停止の具体的な規定はありません。勤めている会社に問い合わせてください。
学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」と定められています。
旧年中は待合室の改装、オンライン資格確認導入、カード決済システム導入、新型コロナワクチン定期接種開始など当院での診療体制も少しずつ変化しました。
最近では、かぜ発熱患者様の増加もあり、駐車場の混雑が頻繁に生じてしまい皆様にはご迷惑およびご不便をおかけして大変申し訳ございません。システム変更などで診療の効率化に努めているところです。
本年も皆様の健康管理の一助となるよう松﨑医院スタッフ一同全力で医療・看護に取り組んで参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
松﨑医院 院長 松﨑真和
12月30日(月)で年内の診療を終了いたします。
今年も一年ホームページをご覧いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
健康に気をつけてよいお年をお迎えください。
高血圧や糖尿病、心臓の病気がある方の塩分摂取目標量は1日6g未満、一食当たり2g程度です。
子供や若い人の肺炎の原因として比較的多い病気が「肺炎マイコプラズマ( Mycoplasma pneumoniae )」という細菌に感染することによって起こるマイコプラズマ肺炎です。発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状がみられ、咳は熱が下がった後も長期(3~4週間)にわたって続くのが特徴です。肺炎マイコプラズマに感染した多くの人は気管支炎で済みます。一般に、小児の方が軽症で済むと言われます。感染した人の咳の飛沫を吸い込んだり、感染者と接触することによって感染すると言われ、感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。
マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。軽症で済む人が多いですか重症化した場合は入院治療が行われます。咳が長引くなどの症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
全国でマイコプラズマ肺炎が流行していますが、県内でも例年に比べて多い状況のようです。第40週(9月30日~10月6日)の速報では新潟市内では指定届出医療機関では発生していませんでした。手洗い・うがいなどはしっかり行い、タオル共用は避け、咳エチケットを心掛けましょう。
ストレスなくできそうだと思うものからひとつずつチャレンジしましょう。
減塩したい方、塩分チェックで塩分摂取量が多かった方へ
塩分チェックシートを使って、塩分を摂り過ぎていないか確認してみましょう。
減塩が推奨されている理由。塩分を控えましょう。
緊急ではないけれど、早めの受診が必要な心不全の症状
今すぐ受診が必要な心不全の症状
心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気
毎日の体重測定を習慣にして記録をつけましょう。
クリニックや病院での花粉症の治療法はいくつかありますが、当院で行っているのは薬物療法になります。症状に対して有効な薬の処方をおこないます。
抗ヒスタミン薬 アレルギーが起こるときに体の中の細胞から放出される神経伝達物質のひとつ「ヒスタミン」とヒスタミンがアレルギー症状を起こすために結合する「H1受容体」との結合を抑える薬です。鼻水やくしゃみ、かゆみなどの症状を改善し比較的早く効果を発揮します。眠気が現れる場合があります。
抗ロイコトリエン薬 気管支を収縮させ気道を狭くしたり、鼻粘膜の炎症や鼻づまりを引き起こす「ロイコトリエン」の働きを阻害する薬です。鼻づまりに有効で抗ヒスタミン薬と併せて使用さることが多いです。喘息の息苦しさや咳を改善し、咳の発作を予防します。
ステロイド点鼻薬 現在の点鼻薬の主流です。即効性はありませんが3~5日ほど使用すると効果が出始めます。比較的長期間使用でき副作用も少ないです。市販薬に多い即効性の血管収縮点鼻薬は効果をすぐに実感できますが長期間の使用はできません。
抗ヒスタミン点鼻液 ステロイド点鼻薬と異なり即効性はありますが、内服薬と同じく眠気が生じる可能性があります。
抗アレルギー点眼液 かゆみなどを抑える作用がありアレルギー症状が出始める前から使用すると効果的です。
ステロイド点眼液 抗アレルギー点眼液でも症状が治まらない、角膜に傷が出来ている等の強い症状が出ている場合に使用します。
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって起こる急性の全身感染症です。主に接触感染、飛沫感染、空気感染でヒトからヒトに感染し、感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人はほぼ100%感染します。一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
感染すると約10~12日後に発熱や咳などの風邪症状が現れ2、3日熱が続いた後39℃以上の高熱と発疹が現れます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、脳炎を発症する割合、死亡する割合は患者1000人に1人と言われています。特別な治療法はなく、症状を軽くする治療を行います。
予防するためには予防接種を受けて下さい。予防効果を確実にするためには2回の接種が必要です。空気感染するため、マスク、手洗いだけでは予防できません。予防接種をすることで95%程の人が免疫を獲得でき、1回の接種で免疫がつかなかった人の多くに2回の接種で免疫をつけることが出来ます。
麻しん(はしか)にかかったことがない、予防接種をしたか覚えていない方、免疫があるか確認する抗体価検査をご検討ください。当院では抗体価の確認後に予防接種を行っております。
抗体価検査 \4,257
MR(麻しん風しん)ワクチン ¥9,622 (麻しん単独ワクチンは取り扱っておりません)
家庭で血圧を測る場合、いろいろなタイプの血圧計が売っていますが、上腕に巻いて測るタイプの購入をお勧めします。手首や指の血圧計は簡単に測定できますが、上腕に巻くタイプが一番精度が良いとされているからです。
血圧は常に一定ではなく変化しています。測り直す度に数値も違います。病院で診察する時、病院での測定値よりも家庭での測定値の方が信頼されます。診断・治療の重要な情報となるので家で血圧を測る習慣をつけましょう。
家で測るタイミングは朝晩の2回です。
朝は起床後1時間以内に、排尿後、朝食前、服薬前に座った姿勢で行って下さい。
晩は就寝前、入浴後、食事後、後は寝るだけの時に座った姿勢で行って下さい。
なるべく決まった時間、決まっている条件下で行いましょう。
高血圧は、原因のはっきりしない「本態性高血圧」と原因を特定できる「二次性高血圧」に分けられます。
日本人の約90%は本態性高血圧といわれていて、食生活、ストレス、過労、肥満、遺伝などいくつかの要素が複雑に絡み合っているのではないかと考えられています。なので生活習慣の改善が根本的な血圧の改善につながります。1日6g未満の塩分制限、バランスの良い食事、禁煙、飲酒制限、適度な運動などを心がけると良いでしょう。生活習慣の改善や薬物療法などによって血圧を下げ、コントロールすることが基本的な治療方針です。
二次性高血圧はホルモン異常や心臓病、腎臓病など特定の病気によっておきます。原因となる疾患を知要することで血圧は下がります。なので二次性高血圧は原因となっている疾患の治療をメインとして血圧を下げます。二次性高血圧の場合、降圧剤などの薬を使っても効果がない場合があります。若いときに発症した高血圧、急速に進行した高血圧、電解質異常を伴う高血圧、治療抵抗性の高血圧などは二次性高血圧の可能性が高くなります。
血圧とは、心臓から血液が全身に送り出されるとき血管の壁にかかる圧力のことです。
上の血圧(最高血圧、収縮期血圧)…心臓が縮んで、血圧を送り出した時の圧力
下の血圧(最低血圧、拡張期血圧)…心臓がゆるんで血液が心臓に戻ってくる時の圧力
上の血圧と下の血圧の差は40~60が正常値です。この差が大きいほど動脈硬化が進んでいるかもしれません。
高血圧の病院での判定基準値は140/90以上です。家庭血圧の基準値は135/85以上です。
病院では見つかりにくい高血圧もある為、家庭でも血圧測定をしましょう。家庭用血圧計(上腕で測るタイプ)で朝と夜の決まった時間に測定し、記録を付けておくと良いです。
̪恩賜財団済生会済生会新潟病院様の広報誌なでしこCheers!12月号の登録医訪問欄で当院が紹介されました。
以下全文です。
2022年5月より松﨑医院3代目院長を拝命いたしました松崎真和です。私は医師になってからの約20年間、東京の大学病院で臨床と研究に携わってきました。専門は循環器疾患です。
当院は西蒲区の南東、中之口地区にあります。
当院は70年にわたり、この地域に密着し、予防医学、内科・小児科診療、在宅医療などに携わってまいりました。
私の夢は、包括的心臓リハビリテーションをこの地域に根付かせることです。患者さんには食事・運動・内服療法をしっかり実践して、健康寿命を延長してもらいたいと考えています。そのために患者さんと私たち医療スタッフがいっしょに同じ未来を向いて歩む関係を築いていければと考えております。近隣医療機関との病診連携や診診連携を強化し、地域の医療ニーズに応えられるように頑張って参りたいと思います。
子宮頸がんは20~30代の方に急増しており、その発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関わっているとされています。HPVワクチン接種による予防と20代からの子宮頸がん検診による早期発見・治療が大切です。
当院でもHPVワクチン接種を行っております。新潟市が助成を行っており、定期接種対象者である小学6年生から高校1年生の女の子は無料で受けられます。また、キャッチアップ接種対象者として、積極的な推奨の差し控えにより接種機会を逃した高校2年生から平成9年生まれの女の子も特例措置として公費で接種できます。対象外の人も自費にはなりますが任意で接種可能です。
これまでは2価ワクチンと4価ワクチンが公費の対象でしたが令和5年度から9価ワクチンも加わりました。
2価と4価のワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐ効果があり、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐとされています。
9価のワクチンは、さらに5種類のHPV(31・33・45・52・58型)の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
9価ワクチンを使用して15才未満で初回接種した方は規定の感覚をあけることで2回接種で完了できます。15才以上である場合、2価ワクチンや4価ワクチンを使用する場合は3回接種します。
予防接種を希望される方は電話または窓口で予約の上、当日は母子手帳と保険証などの住所氏名生年月日のわかるもの、予診票を記入してお持ち下さい。また16才未満の方は保護者の同伴が必要です。
当院の駐車場は11台です。
混んでいる時は駐車できない場合があります。ご了承ください。
積雪がある場合は駐車場内は消雪パイプを使用しております。
また、駐車場内での事故・盗難等のトラブルについては責任を負いかねます。